ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸とは? わかりやすく解説

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ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸

同義/類義語:ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸, PI(3,4)P2, PI3,4-ビスリン酸
英訳・(英)同義/類義語:phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate, PIP2, , Phosphatidylinosito1 4,5-bisphosphate[PI(4,5)P2], phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate, PtdIns(4,5)P2

ホスファチジルイノシトール4-リン酸PI(4)Pキナーゼによってリン酸化されて生じた化合物で、細胞外からの信号活性化されホスホリパーゼC加水分解され第二メッセンジャーとして働くイノシトール1,4,5リン酸生じる。

ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 03:03 UTC 版)

ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸
識別情報
CAS登録番号 245126-95-8
PubChem 5497157
特性
化学式 C47H85O19P3
モル質量 1047.09 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸:Phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate、PI(4,5)P2)は細胞膜の微量構成成分の一つである。PI(4,5)P2は多くの重要なシグナリングタンパク質の基質である細胞膜で濃縮される[1]

ホスホリパーゼCはPI(4,5)P2ホスホジエステル結合加水分解し、イノシトールトリスリン酸(IP3)とジアシルグリセロール(DG、DAG)を産生する。これらの生成物はさまざまな刺激に反応してGタンパク質Gqの機能を実行する。

PI(4,5)P2は主にホスファチジルイノシトール-4-リン酸-5-キナーゼ(Type I)によってホスファチジルイノシトール4-リン酸(PI(4)P)から作られる。

ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ(クラスI )はPI(4,5)P2をリン酸化し、ホスファチジルイノシトール-3,4,5-トリスリン酸(PI(3,4,5)P3)を生成する。

関連項目

脚注

  1. ^ Strachan T, Read AP (1999). Leptospira. In: Human Molecular Genetics (2nd ed. ed.). Wiley-Liss. (via NCBI Bookshelf) ISBN 0-471-33061-2 


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