ペローの赤ずきん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:51 UTC 版)
ペローが民話から作品にする段階で変更を加えたとされる点はいくつかある。 主人公に赤い帽子をかぶせた。ただし、11世紀の詩ですでに主人公は、帽子ではないが赤いチュニックを着ている。 民話では、赤ずきんが騙されておばあさんの血と肉を、ワインと干し肉として食べるものもあるが、そのシーンを削除した。 狼が近道を行ったため先回りされたとされるが、民話では主人公に「針の道」と「ピン(留め針)の道」などの二つの道を選ばせるシーンがある。 主人公が着ている服を一枚一枚脱ぐシーンを削除。 民話にはない「教訓」を加えた。 この物語は宮廷を中心とするサロンの女性たちのために書かれたものであったため、下品なシーンや残酷なシーンなどを削除し変更が加えられたのだと言われている。なお、ペロー童話では赤ずきんが狼に食べられたところでお話は終わり、猟師は登場しない。
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