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ベン・マクレモア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/20 21:46 UTC 版)

ベン・マクレモア
Ben McLemore
Merkezefendi Belediyesiでのマクレモア(2023年)
フリーエージェント
ポジション SG
シュート 右手
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1993-02-11) 1993年2月11日（32歳）
出身地 ミズーリ州セントルイス
身長 191cm (6 ft 3 in)
体重 88kg (194 lb)
ウィングスパン 202cm  (6 ft 8 in)[1]
キャリア情報
出身 カンザス大学
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体7位[1]
選手経歴
2013-2017
2017-2018
2018-2019
2019-2021
2021
2021-2022
2023
2023
2023-2024
2024-2025		 サクラメント・キングス
メンフィス・グリズリーズ
サクラメント・キングス
ヒューストン・ロケッツ
ロサンゼルス・レイカーズ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
山東高速麒麟倶楽部
AEK BC
CBブレオガン
デニズリ・バスケット
Stats Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com

ベン・エドワード・マクレモア3世 (Ben Edward McLemore Ⅲ, 1993年2月11日 - ）は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身のプロバスケットボール選手。

来歴

NBAでのキャリア(2013-2022)

サクラメント・キングス(2013-2017)

カンザス大学で2年間プレーし、2年生時に平均16.3ポイントを記録したところで、2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。全体7位でサクラメント・キングスに指名され、NBA入りした[2]。ルーキーシーズンとなった2013-14シーズンは、全82試合にフル出場し、平均8.8ポイントを記録した。

メンフィス・グリズリーズ(2017-2018)

2017年夏はクオリファイング・オファーの提示を受けることも出来ず、7月2日にメンフィス・グリズリーズと2年1070万ドルの契約を結んだが[3]、8月8日にロサンゼルスでトレーニング中に右足を負傷し、全治2~3ヶ月の重傷を負ったと報じられた[4]。

キングスに復帰(2018-2019)

2018年7月17日、マクレモアはギャレット・テンプルと引き換えに2021年の2巡目指名権とデヨンタ・デイビスと共に、サクラメント・キングスに放出された[5]。

ヒューストン・ロケッツ(2019-2021)

2019年7月23日、ヒューストン・ロケッツと契約した[6]。

2021年4月3日、ロケッツから解雇された[7]。

ロサンゼルス・レイカーズ(2021)

2021年4月7日、ロサンゼルス・レイカーズと2020-21シーズン終了までの契約を結んだ[8]。

ポートランド・トレイルブレイザーズ(2021-2022)

2021年8月5日、ポートランド・トレイルブレイザーズと1年契約を結んだ[9]。

国外でのキャリア(2023-)

2024年8月23日、BSLに所属するメルケゼフェンディ・ベレディイェ・デニズリ・バスケット（英語版）へ加入すると発表された[10]。

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 SAC 82 55 26.7 .376 .320 .804 2.9 1.0 .5 .2 8.8
2014–15 SAC 82 82 32.6 .437 .358 .813 2.9 1.7 .9 .2 12.1
2015–16 SAC 68 53 21.2 .429 .362 .718 2.2 1.2 .8 .1 7.8
2016–17 SAC 61 26 19.3 .430 .382 .753 2.1 .8 .5 .1 8.1
2017–18 MEM 56 17 19.5 .421 .346 .828 2.5 .9 .7 .3 7.5
2018–19 SAC 19 0 8.3 .391 .415 .667 .9 .2 .3 .1 3.9
2019–20 HOU 71 23 22.8 .444 .400 .746 2.2 .8 .6 .2 10.1
2020–21 HOU 32 4 16.8 .357 .331 .719 2.1 .9 .6 .1 7.4
LAL 21 1 17.5 .390 .368 .762 1.6 .5 .1 .3 8.0
キャリア 492 261 22.9 .416 .363 .776 2.4 1.0 .6 .2 8.9

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2020 HOU 11 0 11.8 .375 .389 .000 1.0 .5 .4 .0 4.0
2021 LAL 4 0 9.0 .222 .333 — 1.8 .3 .3 .0 1.5
キャリア 15 0 11.1 .347 .381 — 1.2 .5 .3 .0 3.3

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 カンザス大学 37 36 32.2 .495 .420 .870 5.2 2.0 1.0 .7 15.9

プレースタイル

カンザス大学時代はピュアシューターとして鳴らし、NBAスカウトや関係者からは「レイ・アレンの再来」と期待されているが[11][12][13]、NBA入りしてからは、その自慢のシュート力を発揮出来ずに苦しんでいる。

人物

  • プロ入り当時の背番号は「16」を着用していたが、2014-15シーズン開幕前に、サクラメント・キングスがかつての名シューターペジャ・ストヤコビッチが着けていた同じ背番号の「16」を永久欠番に認定することになったために、同シーズンから大学時代に着用していた背番号「23」に変更している。
  • ブレオガン在籍時の2024年3月、ルーゴで飲酒運転中に地元警察に発見されトラブルとなった[14]。

強姦行為による有罪判決

2024年4月9日、マクレモアは第一級強姦、第一級違法性的侵入、そして第二級性的虐待2件の容疑によって逮捕された[15][16]。2021年10月3日の夜、当時ポートランド・トレイルブレイザーズのチームメイトだったロバート・コビントンのレイクオスウィーゴにある自宅で行われたパーティーにて、パーティーに参加していた21歳の女性は、一晩中飲酒した後に意識を失い、女性が朝目を覚まし意識を取り戻した際にマクレモアによって強姦を受けた[17][18]。

被害女性は事件当日に警察に通報し、警察は入手可能な証拠を収集した後に刑事捜査が担当することとなった[19]。マクレモアがオレゴン州を離れバスケットボール選手として海外でのプレーを続けていたことが捜査遅延の原因にもなっていた[20]。 2024年2月、被害者の証言を含む証拠がクラカマス郡大陪審に提出され、その後マクレモアに対する逮捕状が発行された[20]。

2025年7月3日、16日間に渡った裁判の後、マクレモアは第一級強姦、第一級違法性的侵入、および第二級性的虐待1件で有罪判決を受けた[18]。一方で第二級性的虐待1件については無罪となった[17]。7月9日、マクレモアはオレゴン州刑務所にて懲役8年の判決を受けた[17]。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Ben-McLemore”. draftexpress.com (2013年). 2021年4月7日閲覧。
  2. ^ https://www.nba.com/kings/news/kings-select-ben-mclemore-first-round
  3. ^ Grizzlies To Sign Ben McLemore To Two-Year Deal
  4. ^ Grizzlies' Ben McLemore out 12 weeks
  5. ^ “Kings Acquire Ben McLemore, Deyonta Davis, 2021 Second-Round Draft Selection, and Cash Considerations”. NBA.com (2018年7月17日). 2018年7月17日閲覧。
  6. ^ “Rockets Sign Free Agent Ben McLemore”. NBA.com (2019年7月23日). 2019年7月23日閲覧。
  7. ^ “Rockets Sign Armoni Brooks to Two-Way Contract”. NBA.com (2021年4月3日). 2021年4月4日閲覧。
  8. ^ “Los Angeles Lakers sign veteran guard Ben McLemore” (英語). NBA.com (2021年4月7日). 2021年4月7日閲覧。
  9. ^ “Trail Blazers sign Ben McLemore”. NBA.com (2021年8月5日). 2021年8月6日閲覧。
  10. ^ “Merkezefendi signs BenMcLemore”. Sportando. 2024年8月23日閲覧。
  11. ^ “NBA Draft Breakdown and Projections for Kansas Star Ben McLemore”. Bleacher Report (2013年1月19日). 2021年4月7日閲覧。
  12. ^ “Could Kansas' Ben McLemore Go #1?”. NBADraft.net (2012年12月26日). 2021年4月7日閲覧。
  13. ^ “Ben McLemore”. NBADraft.net. 2021年4月7日閲覧。
  14. ^ “Ben McLemore addressed incident with the police in Lugo: “I sincerely apologize””. eurohoops.net (2024年3月9日). 2024年3月9日閲覧。
  15. ^ “Former Portland Trail Blazers guard Ben McLemore arrested, accused of first-degree rape”. kgw.com (2024年4月10日). 2024年4月10日閲覧。
  16. ^ “元NBA選手が強姦含む複数の性的暴行容疑で逮捕…本人は真っ向から容疑を否定”. バスケットボールキング (2024年4月12日). 2024年4月12日閲覧。
  17. ^ a b c “Ex-Trail Blazer Robert Covington testifies in former teammate's rape trial”. oregonlive.com (2025年6月25日). 2025年6月25日閲覧。
  18. ^ a b “Ben McLemore sentenced to 100 months in prison after rape conviction”. ESPN (2025年7月9日). 2025年7月9日閲覧。
  19. ^ “Trial begins for former Trail Blazer Ben McLemore on rape charge”. msn.com (2025年7月12日). 2025年7月12日閲覧。
  20. ^ a b “Former Portland Trailblazer Charged With Sexual Assault”. ci.oswego.or.us (2024年4月10日). 2024年4月10日閲覧。

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