ヘルスケレンシス種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:01 UTC 版)
「ドリコリンコプス」の記事における「ヘルスケレンシス種」の解説
D. herschelensis は2005年に佐藤たまきによって新種記載された。カナダ・サスカチュワン州ハーシェル近郊のベアパウ累層(カンパニアン後期~マーストリヒチアン)で発見されたもので、種小名はハーシェルに因む。 地層は砂岩、泥岩、頁岩で成っており、陸地の侵食が始まる前には西部内陸海路だった。 模式標本はばらけた状態で発見された。頭骨、下顎骨、肋骨、骨盤、肩甲骨は全て回収されたが、脊椎は不完全である。 そのため、脊椎の正確な数はわからない。四肢は9個の末節骨や細々した骨を除いて全て失っている。 その標本は骨の癒合具合から1頭の成体であると信じられている。また近縁種よりも小型であるとも考えられている。 オスボルニ種やボンネリ種の亜成体はヘルスケレンシスの成体よりも大きい。全長は2.5から3mと推定されている。鼻面は長く薄い。無数の歯槽をもつが、細く鋭い歯はほとんど残っていない。
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