ヘイフォード楕円体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 22:20 UTC 版)
ヘイフォード楕円体(ヘイフォードだえんたい、英語: Hayford ellipsoid)は、アメリカ合衆国の測地学者・ジョン・フィルモア・ヘイフォードが1909年に提案した[1][2]準拠楕円体。1924年にスペイン・マドリードで開かれた国際測地学・地球物理学連合(IUGG)総会において国際楕円体としてヘイフォード楕円体を採用する決定を下し、世界各国に使用を推奨した[1]ため、国際楕円体1924(英語: International ellipsoid 1924)とも呼ばれる。日本とドイツが使用していたベッセル楕円体やアメリカ合衆国とイギリスが使用していたクラーク楕円体は、ヘイフォード楕円体と比べてあまり差がなかったため、これらの国々では従来の準拠楕円体を使用し続けた[3]。
- ^ a b 広島大学地球資源論研究室"力武・萩原(1976)による〔『物理地学』(6-9pから)〕"(2013年7月24日閲覧。)
- ^ a b 国土地理院"座標系 - 国土地理院"(2013年7月24日閲覧。)
- ^ 上西勝也"地球の形と経緯度表示 - 日本の測量史"(2013年7月24日閲覧。)
- ^ 立正大学中川清隆研究室"ち - 中川用語集"(2013年7月24日閲覧。)
- ^ 国立極地研究所"基準点測量 - 国立極地研究所"(2013年7月24日閲覧。)
- ^ Defense Mapping Agency(1983)Geodesy for the layman(英語、2013年7月24日閲覧。)
- 1 ヘイフォード楕円体とは
- 2 ヘイフォード楕円体の概要
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