プロスペロー・フォンターナとは? わかりやすく解説

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プロスペロー・フォンターナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 05:29 UTC 版)

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プロスペロー・フォンターナ
Prospero Fontana
Carlo Cesare Malvasiaの著書の肖像画
生誕 1512年
ボローニャ
死没 1597年
ローマ
プロスペロー・フォンターナ『キリスト降架』1563年、油彩、ポプラ材(ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館

プロスペロー・フォンターナ: Prospero Fontana, 1512年 ボローニャ - 1597年 ローマ)は、後期ルネサンスイタリア画家

生涯

フォンターナはボローニャの生まれ。インノチェンツォ・ディ・ピエトロ・フランクッチ・ディ・イモラ(Innocenzo di Pietro Francucci da Imola)の弟子を務めた後、ジェノヴァのドリア宮でペリーノ・デル・ヴァーガのために働く。それから1550年にかけて、ミケランジェロがフォンターナを肖像画家としてローマ教皇ユリウス3世に紹介し、フォンターナは教皇宮廷で恩給を受けたと言われる。それからフィレンツェジョルジョ・ヴァザーリの工房に加わり、1563年から1565年にかけてヴェッキオ宮殿でフレスコ画を制作した。フォンターナはボローニャ派初期の代表的画家だった。ロレンツォ・サバッティーニ(Lorenzo Sabbatini)、オラツィオ・サマチーニ(Orazio Sammachini)、バルトロメオ・パッサロッティ(Bartolomeo Passarotti)の3人はフォンターナの弟子もしくは同僚である。娘のラヴィニア・フォンターナも著名な宗教画家である。

ボローニャに戻って、フランスフォンテーヌブローとジェノヴァで仕事をした後、フォンターナは美術学校を開校した。短い間だが、ルドヴィコ・カラッチアゴスティーノ・カラッチを教えたこともある。ボローニャではたくさんの作品を残した。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Santa Maria delle Grazie)の祭壇画『東方三博士の礼拝』がフォンターナの最高傑作と考えられているが、それはパオロ・ヴェロネーゼのスタイルとはまったく違うものである。

1597年、ローマで亡くなった。

作品

参考文献


プロスペロー・フォンターナ(Prospero Fontana, 1512年 - 1597年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/20 11:03 UTC 版)

17世紀ボローニャ派の芸術家」の記事における「プロスペロー・フォンターナ(Prospero Fontana, 1512年 - 1597年)」の解説

後期ルネサンスイタリア画家ボローニャ生まれローマで没した

※この「プロスペロー・フォンターナ(Prospero Fontana, 1512年 - 1597年)」の解説は、「17世紀ボローニャ派の芸術家」の解説の一部です。
「プロスペロー・フォンターナ(Prospero Fontana, 1512年 - 1597年)」を含む「17世紀ボローニャ派の芸術家」の記事については、「17世紀ボローニャ派の芸術家」の概要を参照ください。

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