プロスペロ (人工衛星)とは? わかりやすく解説

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プロスペロ (人工衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/07 00:17 UTC 版)

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プロスペロ / X-3
所属 RAE
主製造業者 BAC / MES
任務 技術衛星
打上げ日時 1971年10月28日
輸送ロケット ブラック・アロー R3
打上げ場所 ウーメラLA-5B
COSPAR ID 1971-093A
質量 66kg
軌道要素
軌道 LEO
軌道傾斜角 82°
遠点高度 1402km
近点高度 531km
軌道周期 104.4 分

プロスペロ: Prospero)、またはX-3イギリス人工衛星。イギリスのロケットにより打ち上げられ、成功した唯一の衛星である。

当初はパックと呼ばれていたが、イギリスのロケットを使用する最後の打ち上げとなることが発表されたときに、プロスペロと改名された[1]

1971年10月28日、04時09分(GMT)に南オーストラリア州ウーメラ試験場より打ち上げられた。これによりイギリスは、ソ連、アメリカ、フランス、日本、中国に続き、世界で6番目に国内で開発されたロケットを使用して人工衛星の軌道投入に成功した国となった。なお、この打ち上げの前にブラックアローを使用してオルバを打ち上げようとしたが失敗している。

プロスペロは太陽電池の試験と流星塵探知を行った。テープレコーダーも搭載していたが、730回の使用後、1973年4月24日に故障した。

2006年時点でプロスペロからの無線伝播は137.560 MHzで未だ続いている[2]。ただし、公的には1996年にイギリスのen:Defence Research Establishmentsハンプシャーen:Lashamにある衛星トラッキング施設を閉鎖した際に動作を停止させたことになっている。

関連項目

参考文献

  1. ^ "British Space Race". Timeshift. BBC. BBC Four.
  2. ^ Coast, 2006/10/26, Series 2 Episode 1, BBC

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