プログレスM-64とは? わかりやすく解説

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プログレスM-64

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 05:50 UTC 版)

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プログレスM-64
ザーリャからのドッキング解除後のプログレスM-64
任務種別 ISS 補給船
運用者 ロシア連邦宇宙局
COSPAR ID 2008-023A
特性
宇宙機種別 プログレス-M (11F615A55)
製造者 RKK Energia
打ち上げ時重量 7,056キログラム (15,560 lb)
任務開始
打ち上げ日 2008年5月14日 20時22分 (UTC)
ロケット ソユーズ-U
打上げ場所 バイコヌール 1/5
任務終了
廃棄種別 軌道離脱
減衰日 2008年9月8日 21時33分 (UTC)
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 低軌道
傾斜角 51.6度
ISSのドッキング(捕捉)
ドッキング ザーリャ
ナディアポート
ドッキング(捕捉)日 2008年5月16日21時39分 (UTC)
分離日 2008年9月1日19時46分 (UTC)
dock時間 4ヶ月
輸送
重量 2,112キログラム (4,660 lb)
加圧 1,292キログラム (2,850 lb)
燃料 1,230キログラム (2,700 lb)
ガスカーゴ 50キログラム (110 lb)
水カーゴ 420キログラム (930 lb)

プログレスM-64ロシア連邦国際宇宙ステーションの補給のために打ち上げたプログレス補給船NASAではProgress 2929Pなどと呼ぶ。プログレス-M(11F615A55)型であり、シリアル番号は364版だった。

2008年5月14日の20時22分にバイコヌール宇宙基地 1/5からソユーズ-Uで打ち上げられた。 クルスドッキングシステムの影響で予定より2分間遅れて、同年5月16日21時39分にザーリャのナディアポートにドッキングした[1]。同年9月1日の19時46分のドッキング解除後、プラズマ・プログレス計画の自由飛行実験に1週間使用された。9月8日に軌道離脱し、20時47分に太平洋上の大気圏で燃え尽きる予定であったが、いくつかの破片が21時33分に太平洋上に落ちている[2]

輸送品

プログレスM-64はISSへの補給品2112kgを積んでいた[3]。このうち1292kgはドライカーゴで食料品、科学研究用の装置、セルゲイ・アレクサンドロヴィチ・ヴォルコフ用のソコルKV-2英語版宇宙服の交換品などであった。また、MRM-2を取り付けるためのズヴェズダのゼニスポート用ドッキングターゲットも積んでいた。

加えて、ドライカーゴにはISSのリブースト用燃料1230kg、船内の空気用に酸素29kgと空気21kg、水420kgが積まれていた[4]

関連項目

  1. ^ Progress Docks to Space Station”. Expedition 17. NASA (2008年5月16日). 2009年4月8日閲覧。
  2. ^ Zak, Anatoly (2009年2月18日). “Progress cargo ship”. RussianSpaceWeb. 2009年4月7日閲覧。
  3. ^ Progress M-64 (ISS 29P)”. Space Newsfeed. 2009年4月8日閲覧。
  4. ^ ИНФОРМАЦИЯ по транспортному грузовому кораблю "Прогресс М-64"” (Russian). Roskosmos (2008年5月8日). 2009年4月8日閲覧。 [リンク切れ]



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