プログレスM-58とは? わかりやすく解説

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プログレスM-58

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 04:50 UTC 版)

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プログレスM-58
アンドッキングするM-58
種類 Progress-M 11F615A55
所属 Roskosmos
宇宙ステーション ISS
ステーションメンバー 第14次長期滞在
主契約者 RSC Energia
ロケット ソユーズU
射場 バイコヌール Site 1/5
打上げ日 2006-10-23
13:40:36 GMT
軌道減衰 2007-03-27
23:30:22 GMT
COSPAR ID 2006-045A
非ドッキング時間 3日
ドッキング時間 5か月
ドッキング
ドッキングポート Zvezda Aft
ドッキング日時 2006-10-26
14:28:46 GMT
アンドッキング日時 2007-03-27
18:11 GMT
軌道
種類 LEO
軌道傾斜角 51.6°

プログレスM-58(Progress M-58)は2006年10月23日に打ち上げられたプログレス補給船国際宇宙ステーションへの補給活動に使用され、バージョンはプログレスM 11F615A55シリアル番号は358。NASAによる名称はプログレス23(略称: 23P)。

飛行記録

2006年10月23日13時50分36秒(GMT、以下同)、バイコヌール宇宙基地Site 1/5からソユーズ-Uロケットによって打ち上げられた[1]

23Pは、10月26日14時28分46秒(GMT)にズヴェズダモジュールの後方ポートにドッキングしたが、ドッキング直前に、クルスドッキングシステムのKURS 2AO-VKAアンテナの引っ込みを行った事が確認できなくなり、ドッキング後の最終ラッチ作業が約3時間遅れた[2]。ISSにクルーの食料・水・酸素および科学研究用の機器など計2,205kgを輸送した。

軌道上で確認した結果、実際にアンテナの格納が出来ていないことが分かったため、2007年2月21日に修理のための船外活動を行って、このアンテナのロッドを切断して、ワイヤで固定して格納する作業を行い、ISSから安全に分離できるようにした[3]

23Pは、約5か月後の2007年3月27日18時11分に、ISSからアンドッキングした[4]

27日22時44分30秒に軌道を離脱[4]太平洋上空にて大気圏再突入を果たし、およそ23時30分22秒に燃え尽きなかった機体の一部は海上に落下した[5][6][5][6]

関連項目

参考文献

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  1. ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2009年6月5日閲覧。
  2. ^ Zak, Anatoly. “Progress M-58”. Progress cargo ship. RussianSpaceWeb. 2009年6月5日閲覧。
  3. ^ Progress antenna problem solved via spacewalk”. NASA Spaceflight.com. 2014年5月1日閲覧。
  4. ^ a b Zak, Anatoly. “Progress cargo ship”. RussianSpaceWeb. 2009年6月5日閲覧。
  5. ^ a b Anikeev, Alexander. “Cargo spacecraft "Progress M-58"”. Manned Astronautics - Figures & Facts. 2007年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月5日閲覧。
  6. ^ a b McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2009年6月5日閲覧。

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