プラットフォームの基盤岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/12 09:18 UTC 版)
「東ヨーロッパ・クラトン」の記事における「プラットフォームの基盤岩」の解説
最も特徴的な 東ヨーロッパ・クラトンの物理地質学的様相は、その幅 3000 km におよぶプラットフォームを覆う、広大な厚さ 3 km あるいはそれ以上のリフェアン(Riphean; 原生代中期から後期を指す地質年代)堆積層である。これは、基盤岩が露出した、バルト楯状地の北西部分と、南西にあるウクライナ楯状地との間で、鋭いコントラストを示している。リソスフェアの厚さも、ウクライナの 150 - 200 km、ロシア南部の 120 km、バルト楯状地北西部分の 250 km 以上というように、場所により大幅に変化し、これに伴って地殻の厚さも非常に大幅に変化する。クラトンの中にある楯状地は、全て露出した結晶性の地殻である。これに対して、クラトンのプラットフォームの部分は、結晶性の地殻あるいは基盤岩が、より若い堆積物により覆われている。従って、東ヨーロッパ・クラトンの地殻は、バルト楯状地及びウクライナ楯状地と、堆積物で覆われたプラットフォームの基盤岩から構成されることになる。
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