プライスフォワードカーブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 15:31 UTC 版)
「フォワードカーブ」の記事における「プライスフォワードカーブ」の解説
プライスフォワードカーブ(英: price forward curve, PFC)は商品市場の特性を反映している。例えば、 商品輸送は費用と手間がかかる。 商品を備蓄するのは費用が掛かる。電力に至ってはほとんど不可能である。 多くの商品に強い季節性がある。例えば、(暖房のための)ガス需要は夏より冬のほうが大きいだろう。 エネルギー商品が生む利益を公正に測定し、管理する為に、フォワードカーブの期間構造において現れる価格の季節性を持った変動を捉える必要がある。 先渡契約(英語版)のデュレーションは定義から制限されているし、投資家は契約期間中において契約を更新しなくてはならない。PFCはいつ契約を更新すべきかについて有用になる。例えば、二つのシナリオが考えられる。 PFCが右肩上がりならば、つまり将来の商品契約が現在に比べ費用がかかるのならば、コンタンゴ(英語版)(英: contango)と呼ばれる。投資家は、新しい先物に投資するより低い価格で先渡を売却しなくてはいけない為に追加的なコストが発生するだろう。 PFCが右肩下がりならば、それはバックワーディション(英語版)(英: backwardation)と呼ばれ、投資家は古い先物契約を新しい先物契約と交換することで利益が得られるだろう。
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