ブトロス=ガーリの再選
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 17:03 UTC 版)
「1996年の国際連合事務総長の選出」の記事における「ブトロス=ガーリの再選」の解説
ブトロス=ガーリは、アメリカ以外の全ての安保理理事国から支持されており、国連総会でも途上国から支持されていたため、無競争による選出プロセスにかけられることになった。ブトロス=ガーリはフランス語が堪能で、ソルボンヌ大学で学んでいたこともあり、フランスからも支持されていた。ブトロス=ガーリの支持者は、1981年の選出が行き詰まった時のように、中国がアメリカと拒否権争いをしてくれることも期待していた。1996年の選考が膠着状態になれば、総会は安保理の勧告なしにブトロス=ガリを任命することができる。1950年の選考では、ソ連がトリグブ・リーの2期目就任に拒否権を発動したため、アメリカが直接総会に諮ったという前例がある。
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