フレガート/フレガート-M
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:40 UTC 版)
「フレガート (レーダー)」の記事における「フレガート/フレガート-M」の解説
MR-710「フレガート」(露: Фрегат)は、もっとも初期に開発された機種であり、NATO名は「トップ・スティア」。主任設計官はレオニード・A・ロジオノフであった。 前任のMR-310「アンガラーA」(NATO名「ヘッド・ネット」)などと同様に、180度背中合わせに配置した2つのレーダー面をもつバック・トウ・バック方式を採用しており、これは以後のフレガート・ファミリーにおいても踏襲された。本機においては、アンテナとしては縦長と横長のパラボラアンテナが1面ずつ用いられている。使用周波数はS(E)バンド (2~2.5GHz)、最大探知距離は、当初は145–150 km (78–81 nmi)であったが、後の改修で300 km (160 nmi)まで延伸された。 またのちに、改良型のMR-710M「フレガート-M」(露: МР-710М «Фрегат-М»)を経て、2面のアンテナのうちの縦長のパラボラアンテナを四角形のプレーンアンテナに変更したMR-710M-1「フレガート-M1」が登場した。これは「プレート・スティア」のNATO名を付与された。 搭載艦 956型駆逐艦(ソヴレメンヌイ級) 1143型重航空巡洋艦(キエフ級) 1144型重原子力ミサイル巡洋艦(キーロフ級) 1164型ミサイル巡洋艦(スラヴァ級) MR-710「フレガート」 MR-710M「フレガート-M」 MR-710M-1「フレガート-M1」
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