フレオンの発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 02:05 UTC 版)
1828年、GM(ゼネラルモーターズ)はミジリーを家庭用器具で使用できる有毒で危険な冷媒の開発を命じた。ミジリーはクロロフルオロカーボン (CFC) を発見し、フレオンと名前をつけた。日本ではフロンとして知られている(海外ではフレオンと呼ぶ)物質である。ミジリーは、記者会見で自ら開発したフロン12を吸い、蝋燭の火を吹き消すことにより安全性をアピールした(だが、フロン12はフロン類の中ではたまたま毒性が低いものであり、他のフロン類は強い毒性がある)。それまでヒートポンプや冷蔵庫で使用されていた有毒で爆発性のある数多くの物質をフレオンが置き換えることとなった。さらにエアゾール・スプレーの噴射剤や薬の吸入器などでも使われた。
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