フレイディースの探検
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/09 07:24 UTC 版)
「グリーンランド人のサガ」の記事における「フレイディースの探検」の解説
こんどはエイリークの娘フレイディース・エリクスドッティル(Freydís Eiríksdóttir)が富と名誉目当てにヴィンランドへの旅に出かける。彼女はヘルギ(Helgi)とフィンボギ(Finnbogi)という2人のアイスランド人に一緒にヴィンランドへ行って、利益を折半しようと持ちかける。2人は同意し、フレイディースと2人がそれぞれ30人ずつ船に乗せることを決めるが、彼女は取り決めをやぶって5人余分に乗せる。 ヴィンランドに着くと、フレイディースは2人を裏切り、寝込みを襲って2人とその仲間を殺す。そして彼女は自分の仲間がやろうとしなかったので敵の5人の女性を自らの手で殺害する。フレイディースは乗組員に自分がやったことを誰にも漏らすな、漏らしたら殺すと脅す。1年後、彼女はグリーンランドに帰り、ヘルギとフィンボギはヴィンランドに留まることを選んだのだと説明する。 しかし秘密は漏れ、フレイディースの殺人がレイフの耳にも届く。彼は航海から帰った3人の男を捕らえ、本当のことを話すまで拷問する。真相を聴いたレイフは彼女を罰しなかったが、「あれ(フレイディース)の子孫はけして栄えることはないと予言できる。」と言う。実際、彼女の子孫からは良いことが聞かれなかったという。
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