フリップフロップ
【英】flip-flop, flip-flop circuit
フリップフロップとは、電気回路の一種で、「0」と「1」の値によって1ビットの情報を表現し、それを保持することができる回路のことである。
フリップフロップは基本的に一対のスイッチング素子から構成されている。フリップフロップから出力された情報はフリップフロップ自身にフィードバックされ、通電状態である限りにおいて情報を保持することができるようになっている。
フリップフロップの種類としては、RSフリップフロップ、JKフリップフロップ、Dフリップフロップ、Tフリップフロップなどがある。
フリップフロップは2進数情報の入出力を高速に行うことが可能であるため、コンピュータのキャッシュメモリやレジスタなどとして用いられることがある。フリップフロップを用いたメモリはSRAM(Static Random Access Memory)と呼ばれる。SRAMは高速アクセスが可能である他に低消費電力であるというメリットを持っているが、比較的コストが高くつくという難点がある。
ちなみに、「フリップフロップ」(flip-flop)とは元々、パタパタという擬音や「トンボ返り」という意味をもった英語である。
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