フランサ駅とは? わかりやすく解説

フランサ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 23:45 UTC 版)

フランサ駅
駅正面入口
França
所在地 カタルーニャ州バルセロナ県バルセロナシウタ・ベリャサンペドロ、サンタカタリナ・イ・ラ・リベラスペイン語版カタルーニャ語版
所属事業者 Adif(駅施設)
Renfe(線路)
駅構造 地上駅
ホーム 7面12線
乗降人員
-統計年度-
2,339,367[1]人/日
-2018年-
開業年月日 1848年
乗入路線 2 路線
所属路線 200号線スペイン語版カタルーニャ語版
キロ程 699.700 km(チャマルティン起点)
コレラスペイン語版 (? km)
所属路線 270号線スペイン語版カタルーニャ語版
キロ程 0.000 km(フランサ起点)
(? km) エル・クロット=アラゴカタルーニャ語版
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フランサ駅(フランサえき、カタルーニャ語Estació de Françaスペイン語Estación de Francia)はスペインバルセロナの主要な鉄道駅の一つ。

フランサ駅はバルセロナで中距離列車及び長距離列車に於いてバルセロナ・サンツ駅に次いで2番目に列車の発着の多い駅である。しかし、この状況は高速列車AVEのサンツ駅乗り入れ、及び、建設中のラ・サグレラ駅カタルーニャ語版の完成により変わるかもしれない。

路線

当駅に乗り入れる路線はマドリード方面の200号線スペイン語版カタルーニャ語版フランス方面の270号線スペイン語版カタルーニャ語版の2路線であるが、多くの国内外へのレンフェ(スペイン国鉄)の列車が発着する。

また人気の夜行列車トレンオテルフランスパリ)、スイスイタリア行などの国際列車の発着駅でもある。

歴史

駅名が示すようにフランスに向けて出発する列車の駅として1848年に開業した。また北東カタルーニャコスタ・ブラバへの列車の駅としても使用されている。

1929年に開かれたバルセロナ万国博覧会に合わせ建て替えが行われ、駅を構成する2つの巨大な建屋が建築家のペドロ・ムグルサスペイン語版カタルーニャ語版によって設計され、国王アルフォンソ13世によって落成式が行われた。

ここ30年間、バルセロナの中心駅の座は地下駅であるサンツ駅に奪われている。バルセロナの他の駅は全て、少なくとも一部地下であり、フランサ駅は唯一の例外である。

駅構造

エントランスホール
エントランスホールの天井
プラットフォーム
トレインシェッド

フランサ駅は市内で最も美しいターミナル駅と言われている。歴史的な様式と近代的な様式が融合した落ち着いた建物はそれ自体に見る価値があり、更に大理石青銅水晶及びモデルニスモアール・デコモチーフによる装飾で仕上げられている。駅は曲線部にあるため、それに合わせてトレインシェッドも湾曲している。寸法は高さ29m、長さ195mである。プラットホームは7面12線を有する。

元々の駅舎の一部は現在、フランサ・ビルとしてポンペウ・ファブラ大学によって利用されている[2]

利用状況

2018年の調査では年間2,339,367人が利用した。[1]

駅周辺

駅は市内東部のドックと動物園の間に位置する。直接連絡する地下鉄駅は存在しないが、容易にアクセス可能である。バルセロナ中心部(サンツ駅パセジ・ダ・グラシア駅カタルーニャ語版)からはR13線カタルーニャ語版で直接、地下鉄4号線バルセロネータ駅カタルーニャ語版から徒歩5分である。

関連項目

出典

  1. ^ a b Adif - Información de estaciones - Barcelona Estació de França”. ADIF. 2019年9月19日閲覧。
  2. ^ University Campus - Universitat Pompeu Fabra Archived 2007年10月16日, at the Wayback Machine.

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