フッガー家時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/29 01:38 UTC 版)
ドイツ・アウグスブルクのフッガー家が所有する銀行は、スペイン政府に対する融資の見返りに、16世紀と17世紀にアルマデンの鉱山を管理した。金鉱石や銀鉱石から金属を抽出する過程で水銀が必要となったため、16世紀半ばにはアメリカ大陸で水銀が価値あるものとなった。水銀の需要が増加し、鉱業や産業の中心地としてのアルマデンの町の重要性も増した。アメリカ大陸以外には、アンダルシア地方のセビリアに水銀が送られた。アルマデンの鉱山は危険な労働条件であり、フッガー家のために自発的に働く労働者を見つけることは困難だった。水銀の需要が増すにつれて、囚人労働の概念が提案された。
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