フサタヌキモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/07/24 14:14 UTC 版)
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フサタヌキモ
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| 保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
絶滅危惧IB類 (EN)（環境省レッドリスト）
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Utricularia dimorphantha Makino |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| フサタヌキモ |
フサタヌキモ(Utricularia dimorphantha)は、タヌキモ科タヌキモ属の植物。浮葉性の水草で、湖沼やため池に生育する。
分布
日本固有種[1]で、本州の東北地方から近畿地方にかけて分布する[2]。現存する生育地は数箇所しかなく[3]、絶滅の危機に瀕している。
形態、生態
多年草。茎は30-80cm、葉は線形で長さ2-6cm、まばらに分枝する[1]。他のタヌキモ類に比べて、捕虫嚢はほとんどつけない[4]。
開放花と閉鎖花をつけ、開放花の花期は7-8月、花弁は黄色で3-5個つける[1]。閉鎖花は球形で、花期は6-9月、直径1-2mmで、自家受粉によって種子を形成する[1]。
利用
アクアリウムで利用されることがある。タヌキモ類は食虫植物としても人気が高く、希少な本種は高値で取引されているといわれる[4]。
脚注
- ^ a b c d 角野康郎『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。 p.152
- ^ “J. Jpn. Bot. 91 Suppl.: 314–325 日本固有種フサタヌキモ（タヌキモ科）の 分布と現在の生育地 p,320-322”. J-STAGE (2016年12月). 2025年7月24日閲覧。
- ^ 「愛知県維管束植物レッドリスト」（2009年）p.57
- ^ a b 神戸市立教育研究所（1985）「神戸の水生植物」（神戸の自然14）
関連項目
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