フィッシュ‐スプーンとは? わかりやすく解説

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フィッシュ‐スプーン【fish spoon】

読み方:ふぃっしゅすぷーん

西洋料理で、魚料理用のフォークナイフ代わるもの。スプーン幅広平たくした形で、魚料理にかけたソースと、やわらかい白身魚料理をともにすくえる。

フィッシュ-スプーンの画像

ソーススプーン

(フィッシュ‐スプーン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 15:56 UTC 版)

ソーススプーン

ソーススプーン英語: French sauce spoon英語: saucier spoon)は、カトラリーの1種。フィッシュスプーンとも呼ばれる。

平たいスプーンであり、「短いナイフ[1]ともされる形状をしている。ソースをすくって食べるためのスプーンであり、魚料理デザートなどで使用される[1]

左手にフォークを持ち、右手のソーススプーンで料理を切る、ソースを料理にかける、スプーンの上に料理を乗せて食す、ソースをすくって食すといった使い方をする[1][2][3][4]

パリのレストラン「ラザール英語版」で1950年から使用されるようになった[4]

ソーススプーンの登場にはヌーベルキュイジーヌによるフランス料理の変遷、とろみの強い濃いソースから濃度が薄いスープのようなソースが主力に変わっていったという変化が影響を与えている[1]。ナイフとフォークを兼ね、魚や肉とソースをいっしょに口を運べるカトラリーとして、それ以前からデザートでは使用されていたソーススプーンが魚料理にも使用されるようになった[1]。片側に小さな凹みがあり、ソースの余計な油分をここから流すのに用いられる[4]

日本では1970年くらいからフランス料理店で使用されるようになっており、KIHACHIオーナーシェフの熊谷喜八がソーススプーンを日本に初めて紹介したとされる[1]

出典

  1. ^ a b c d e f 渡辺誠「食卓の新しい顔、ソーススプーン」『西洋食作法: 美食家たちのパフォーマンス』主婦の友社、1990年、36頁。ISBN 978-4079359726 
  2. ^ 西出ひろ子「Q ソース・スプーンの使い方は?」『男の食事完全マナー』河出書房新社、2008年。 ISBN 978-4309244334 
  3. ^ 「4 魚料理(ポワソン)」『大人の常識とマナー』(決定版)学研マーケティング、2010年、74頁。 ISBN 978-4054042551 
  4. ^ a b c 大人検定365 フィッシュスプーンの正しい役割はどちらでしょうか?”. 婦人画報.com (2018年7月4日). 2023年9月10日閲覧。


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