ファックシング
【英】fax phishing, phaxing
ファックシングとは、金融機関などを装って金銭を騙し取ろうとする「フィッシング詐欺」の手口のうち、ファックスを利用して所定の情報を連絡するよう促し、個人情報などを窃取しようとする手口のことである。
一般的なフィッシング詐欺の手口は、メールに偽WebサイトのURLを記載して誘導しようとする。また「ビッシング」(ボイスフィッシング)と呼ばれる手口もあり、これは連絡先として偽の電話番号を案内し、偽の音声応答システムにより個人情報等を摂取しようとする手口である。ファックシングは連絡手段としてFAXを用いた同種の手口といえる。
ビッシングやファックシングは2000年代半ば頃に確認され注意喚起されている。
ちなみに、ビッシングは音声(voice)によるフィッシング詐欺(phishing)という意味で「vishing」と命名されているが、ファックシングはFAXの「F」とフィッシングの「PH」を組み合わせて「phax」の綴りが用いられる。
ビッシングやファックシングの手口に騙されないためには、偽の案内メールに記載された情報を鵜呑みにせず、電話番号・FAX番号などは公式な情報源を参照する、といった心構えが必要といえる。
参照リンク
フィッシング、ビッシング、ファックシング、および他の個人情報詐欺 - (ソフォス)
Phishing, Vishing, Phaxing and Other Identity Threats - (SOPHOS。英語)
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