ファクトレットとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/03 09:34 UTC 版)
「ファクトイド」の記事における「ファクトレットとの違い」の解説
ファクトイド概念の混乱の結果として、英語の語法・用語ガイドの中には、ファクトイドという言葉を使わないことを推奨するものある。ウィリアム・サファイアは「言葉について」というコラムの中で、ちょっとした興味深い事実や「豆知識的な情報」を表現したいときは<ファクトイド>でなく<ファクトレット> factlet という言葉を使うことを提唱した。しかしながら、この新しい単語を採用すれば、互いに矛盾するファクトイドの通俗的な用法をめぐる現在進行形の混乱をどの程度に緩和することになるのか、説明はなかった。 サファイアは、事実ではあるがちょっとした情報や、正確ではあるがトリビア的な情報を指し示すためにファクトレットを使えばいいのではないかと提案した。『ガーディアン』紙のあるリポートではサファイアがファクトレットを造語した人物であるとされているが、サファイアのコラムでは1993年当時、この言葉は既に使われているようだとしている。雑誌『アトランティック』もサファイアと意見を同じくし、ファクトイドの代わりにファクトレットを使うことを推奨して、ファクトレットは「おそらく重要ではないだろうけれども興味深い事実」の意味であろうし、『アトランティック』誌の記者にとってはしばしば否定的な意味合いを持つとされるファクトイドのかわりにファクトレットを用いるべきだと書いている。ファクトレットという言葉の出版物における用例は、例えば、Mother Jones、the San Jose Mercury News、the Reno Gazette Journal などに見られる。
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