ピライーバとは? わかりやすく解説

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ピライーバ

英語:piraiba

南米アマゾン地域の川やオリノコ川生息する全長3.6mに達することもあるとされる巨大なナマズ一種学名はブラキプラティストマ・フィラメントサム(Brachyplathystoma filamentosum)。釣りターゲットとされることがあり、稀に飼育されることもある。

ピライーバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 03:57 UTC 版)

ピライーバ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ナマズ目 Siluriformes
: ピメロドゥス科 Pimelodidae
: ブラキプラティストマ属 Brachyplatystoma
: ピライーバ
B. filamentosum
学名
Brachyplatystoma filamentosum
(Lichtenstein1819)
シノニム
  • Brachyplatystoma goeldii
  • Pimelodus filamentosus
  • Piratinga piraaiba
  • Platystoma affine
  • Platystoma gigas
  • Sorubimichthys gigas
英名
Piraiba

ピライーバ (学名: Blachyplatystoma filamentosum 英名:Piraiba)は、ナマズ目ピメロドゥス科に分類する大型のナマズの仲間である。現地ではピライーバ (piraíba) の他にラウラウ (lau lau) やクマクマ (kumakuma) とも呼ばれる。

分布

南アメリカアマゾン川流域、オリノコ川流域、ギアナ地方ブラジル北東部の河川に固有の種である[1][2]

形態

全長は通常で1.2mほどだが最大では3.6m、体重の最大値は200kgにもなる[1]

背部は暗灰色から明灰色で尾鰭または尾鰭基部に小さな暗点がある。背鰭はピンクがかっている。尾鰭の切れ込みは深い。若年個体は身体に暗色の点や染みがある[3]

食性は完全な魚食性で、ロリカリア科や他の底生性魚類を捕食する[3]

生態

淡水域汽水域の両方でみられる。本種は降海をしない底生魚で、柔らかい水底を持ちある程度の流れと深さがある水路に生息している[2]

人間との関わり

大型の魚類ではあるが、ピライーバはゲームフィッシングや水産業の対象とされている。基本的には無害であり、偏性の魚食性だと考えられているが、胃の内容物からサルの身体の一部が見つかったことがあると言われている[4]

脚注

  1. ^ a b Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2020). "Brachyplatystoma filamentosum" in FishBase. June 2020 version.
  2. ^ a b Cat-eLog - Pimelodidae - Brachyplatystoma vaillantii” (English). Planet Catfish. 2020年6月2日閲覧。
  3. ^ a b Brachyplatystoma ilamentosum (LICHTENSTEIN, 1819) - Piraíba” (English). Seriously Fish. 2020年6月2日閲覧。
  4. ^ Kumakuma (Brachyplatystoma filamentosum) Ecological Risk Screening Summary” (English). fws.gov. 2020年6月2日閲覧。


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