ピアノ協奏曲第3番_(池辺晋一郎)とは? わかりやすく解説

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ピアノ協奏曲第3番 (池辺晋一郎)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 21:45 UTC 版)

ピアノ協奏曲第3番「西風に寄せて」~左手のためには、池辺晋一郎2013年に作曲したピアノ協奏曲である。「ピアノ協奏曲Ⅲ」と表記されることもある。

概要

ピアニスト舘野泉の委嘱によって作曲された曲である。高校生の頃の作曲者が読んだ本に「舘野の趣味は風を聴くこと」と書いてあった上、舘野が左手のピアニストであり地図上では左は西であることから、この曲のコンセプトは「西風」となった[1]。また、作曲者の好きな曲であるオネゲル「ピアノ小協奏曲」のシンプルさを継承する気持ちもあったという[1]

2013年8月15日札幌で完成された。

独奏ピアノは曲を通して左手のみで演奏される。

演奏時間

およそ10分30秒

初演

2013年11月3日南相馬市民文化会館ゆめはっとホールにて、舘野泉ピアノ、野津如弘指揮、ラ・テンペスタ室内管弦楽団によって初演された。[2]なお、初演時のコンサートマスターは舘野泉の息子の舘野ヤンネであった。[1]

楽器編成

独奏ピアノ、フルートピッコロ持ち替え)、オーボエ2、ファゴット、F管ホルン2、C管トランペット打楽器カバサスネアドラムサスペンドシンバル2、タンバリンアンティークシンバルボンゴトライアングルヴィブラスラップバスドラム)、弦五部

楽曲構成

3楽章構成で、全楽章が続けて演奏される。

第1楽章

第2楽章

第3楽章

楽譜

全音楽譜出版社から出版されている。

脚注

  1. ^ a b c CD解説:舘野泉ピアノ、野津如弘指揮、ラ・テンペスタ室内管弦楽団(CAMERATA)
  2. ^ 『ピアノ協奏曲第3番~左手のために〈西風に寄せて〉』全音楽譜出版社、2014年9月15日、2頁。 



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