ビール瓶の容量
昭和15年3月に新しい酒税法が制定され、それまでビールに課せられていたビール税(ビールの生産量に応じて課税される税金)と物品税(物品の出荷される数量に応じて課税される税金)は、ビール税(ビールの出荷される数量に応じて課税される税金)に一本化されました。 このとき、ビールの入味容量を正確にしようということから、当時のビールメーカーで使用しているビール大瓶の容量を調べたところ、一番大きなものが3.57合(643.992ミリリットル)、一番小さなものが3.51合(633.168ミリリットル)であることがわかりました。そこで、昭和19年に一番少ないものに合わせれば、より多めの瓶も使うことができるということで3.51合に定められました。そのため、現在最もたくさん消費されているビール大瓶が633ミリリットルという容量になっているわけです。 また、小瓶も同じような理由で334ミリリットルに決められています。 |
ビール瓶の容量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:50 UTC 版)
日本では、1940年の酒税法によって、ビール税(ビールの生産量に応じて課税される税金)と物品税(物品の出荷される数量に応じて課税される税金)が新ビール税(ビールの出荷される数量に応じて課税される税金)に一本化された。当時のビールメーカが使用しているビール瓶大瓶の容量を調べると、最大で643 ml、最小で633 mlであり、容量の少ない633 ml瓶を規格とすればそれより容量の大きい瓶も使用できるとの考えから、1944年にビール瓶大瓶の容量が633 mlと定められた。小瓶も同様の理由で334 mlに定められた。 500 mlを超える大容量のビール瓶が流通している国はごく少数である。なお、現在の国産ビールでは他に中瓶(500 ml)、スタイニーボトル、または小瓶(334 ml)等が存在する。
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