ヒラーン州の情勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:22 UTC 版)
「ヒズブル・イスラム」の記事における「ヒラーン州の情勢」の解説
ヒラーン州はソマリア中部の州で、ソマリアの首都モガディシュの北方にある。州の行政中心都市はベレトウェイン。 2009年4月20日、ベレトウェインを守備するソマリア暫定連邦政府内の旧イスラム法廷会議勢力と、ヒズブル・イスラムとの間で戦闘が起こっている。 7月4日、ベレトウェインの親政府系イスラーム武装勢力の一部がヒズブル・イスラムに合流した。8月14日、ベレトウェインでヒズブル・イスラム系の一部が政府側に投降した。 8月31日にはベレトウェインを支配するアブディラフマン・イブラヒム・マオウ師が政府からの独立を宣言、9月末にはヒズブル・イスラムに合流した。一時はソマリア政府軍によりベレトウェインは政府の支配下となったが、10月始めには再びマオウ師率いるヒズブル・イスラムの手に落ちた。マオウ師は再占領後、ベレトウェインの夜間外出禁止令を出している。 2010年からのアル・シャバブの攻勢でヒラーン州都市部は陥落、ゲド州も一部がアル・シャバブの占領下におかれた。ヒズブル・イスラム首脳部がアル・シャバブへの合流を表明した現在、両州のヒズブル・イスラム勢力の去就が注目される。
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