ヒョウタンゴケとは? わかりやすく解説

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ひょうたん‐ごけ〔ヘウタン‐〕【×××苔】

読み方:ひょうたんごけ

ヒョウタンゴケ科のコケ全体淡緑色で、湿地群生する。高さ約1センチ小さがつく。先から細い柄を出しひょうたん形の胞子嚢(ほうしのう)をつけ、熟す褐色になる。


瓢箪苔

読み方:ヒョウタンゴケ(hyoutangoke)

ヒョウタンゴケ科のコケ

学名 Funaria hygrometrica


ヒョウタンゴケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/15 16:14 UTC 版)

ヒョウタンゴケ
分類
: 植物界 Plantae
: マゴケ植物門 Bryophyta
: マゴケ綱 Bryopsida
亜綱 : ヒョウタンゴケ亜綱 Funariidae
: ヒョウタンゴケ目 Funariales
: ヒョウタンゴケ科 Funariaceae
: ヒョウタンゴケ属 Funaria
: ヒョウタンゴケ F. hygrometrica
学名
Funaria hygrometrica
Hedw.
和名
ヒョウタンゴケ
英名
Bonfire-moss[1]

ヒョウタンゴケFunaria hygrometrica)は、ヒョウタンゴケ目ヒョウタンゴケ科のコケ植物

目次

特徴

半日陰の湿った土壌に生え、植木鉢などに群生を作ることもある[2]アンモニアを含む土壌によく生える[2]。茎の高さは3-10mm[1]。葉は卵形で長さ2-4mm[1]。胞子体は初夏に形成され、2-10cmの柄の先に洋梨型の朔がつく[2]

類似種

葉はヒメヒョウタンゴケ属やツリガネゴケ属の各種と類似するが、朔が形成されていれば、他種と間違われることはないと言われる[1]

利用

ヒョウタンゴケはや鉛などの重金属を細胞内に取り込む性質があることが発見されており、資源回収に利用出来る可能性があるとして注目されている[3]。日本の理化学研究所では、重イオンを照射するなどして変異株を作り、貴金属レアメタルを植物体内に吸収する株を作出しており、排水浄化処理などに応用する研究を進めている[4]

脚注

  1. ^ a b c d Atherton et al. (2010) p.561
  2. ^ a b c 井上浩『フィールド図鑑 コケ』(1986年、東海大学出版会)p.17
  3. ^ ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ 理研など (2011年1月6日閲覧)
  4. ^ コケ植物でグリーンイノベーションを実現する」理研ニュース2011年1月号(2011年7月16日閲覧)

参考文献

  • Ian D.M. Atherton, Sam D. S. Bosanquet, Mark Llawley (2010) Mosses and Liverworts of Britain and Ireland: A Field Guide. British Bryological Society ISBN 978-0-95613101-0


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