ヒメヒカゲとは? わかりやすく解説

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姫日陰蝶

読み方:ヒメヒカゲ(himehikage)

ジャノメチョウ科のチョウ

学名 Coenonympha oedippus


ヒメヒカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 09:08 UTC 版)

ヒメヒカゲ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : ジャノメチョウ亜科 Satyrinae
: ヒメヒカゲ属 Coenonympha
: ヒメヒカゲ C. oedippus
学名
Coenonympha oedippus
(Fabricius1787)
和名
ヒメヒカゲ
(姫日陰)
英名
The False Ringlet
亜種
  • C. o. annulifer(Butler)
    本州中部亜種
  • C. o. arothius(Okada & Torii)
    本州西部亜種

ヒメヒカゲ(姫日陰、学名Coenonympha oedippus)は、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属するチョウの一

形態

翅裏は茶色地に、中央に銀紋を配した金環の蛇の目模様がはっきりと並ぶ。後翅裏では前縁に1つ、外縁に沿って小大大小と4つの金環が現れ、地域によってはこの4連金環の内側には黄褐色の帯が並行にかかる個体群もある。

近縁種にシロオビヒメヒカゲがいる。北海道にのみ生息し、斑紋はかなり異なるので区別は容易。

生態

主に乾性草原に生息するが、ゴルフ場の開発などによって絶滅に追い立てられている。成虫はあまり花は訪れない。

幼虫の食草はヒカゲスゲヒメカンスゲアオスゲ・ショウジョウスゲなどのカヤツリグサ科植物、まれにススキ。卵は食草の葉や茎、あるいは食草付近に独立して産みつけられる。年1化性で成虫は6~7月にかけて発生。越冬態は3齢幼虫。

分布

ユーラシア大陸中北部に分布する。

日本では生息地は局所的に分断されている。長野県以西の本州中部、近畿(まれ)、中国山地。分断されて生息しているためいくつかの地理的変異がある。

種の保全状況評価

本州中部亜種C. o. annulifer

本州西部亜種C. o. arothius

参考文献

  • 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6 
  • 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112OCLC 170389984 

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