シロオビヒメヒカゲとは? わかりやすく解説

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白帯姫日陰蝶

読み方:シロオビヒメヒカゲ(shiroobihimehikage)

ジャノメチョウ科の昆虫


白帯姫日陰蝶

読み方:シロオビヒメヒカゲ(shiroobihimehikage)

ジャノメチョウ科の昆虫

学名 Coenonympha hero neoperseis


シロオビヒメヒカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 00:46 UTC 版)

シロオビヒメヒカゲ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : ジャノメチョウ亜科 Satyrinae
: ヒメヒカゲ属 Coenonympha
: シロオビヒメヒカゲ C. hero
学名
Coenonympha hero
(Linnaeus1761)
和名
シロオビヒメヒカゲ
(白帯姫日陰)
英名
The Scarce Heath
亜種
  • C. h. latifasciata(Matsumura)
    道東亜種
  • C. h. neoperseis(Fruhstorfer)
    札幌周辺亜種
John Curtis's British Entomology Volume 5によるイラスト

シロオビヒメヒカゲ(白帯姫日陰、 Coenonympha hero)は、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属するチョウの一種。

概要

茶色地の翅裏に、和名となった由来の白帯が縦に通り、外縁に沿って6個の蛇の目模様が並ぶ。この蛇の目はジャノメチョウ類で一般的な金環ではなく、赤色の環である。北海道にのみ分布する蝶はこうした原色が入るものが多い。

複眼には毛が生えておらず、これは森林性ではなく草原性であることを意味する。林縁から道路沿い、河川敷などを緩やかに飛ぶ。ヒカゲの名とは裏腹に明るい時間帯に飛翔し、日が陰ると見られなくなる。

近縁種にヒメヒカゲがいる。こちらは内地にのみ生息し、斑紋はかなり異なる。またヒメヒカゲはほとんど花には来ないが、本種はよく花に集まり吸蜜する。

幼虫の食草はヒカゲスゲ・カミカワスゲなどのカヤツリグサ科植物。卵は食草あるいはその付近に独立して産みつけられる。年1化性で成虫は6月上旬から7月にかけて発生。越冬態は4齢幼虫。

分布

生息地は北海道中・東部で、局所的に分断されている。

国外ではユーラシア大陸

保全状況評価

札幌周辺亜種C. h. neoperseis

関連項目

参考文献

  • 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6 
  • 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。 ISBN 4938489112OCLC 170389984 


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