ヒカリキノコバエとは? わかりやすく解説

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ヒカリキノコバエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 15:40 UTC 版)

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ヒカリキノコバエ属
Arachnocampa luminosa の成虫、蛹、幼虫
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅昆虫亜綱 Pterygota
下綱 : 新翅下綱 Neoptera
上目 : 内翅上目 Endopterygota
: ハエ目 Diptera
亜目 : 長角亜目 Nematocera
下目 : ケバエ下目 Bibionomorpha
上科 : キノコバエ上科 Sciaroidea
: キノコバエ科 Mycetophilidae
: ヒカリキノコバエ属 Arachnocampa
Edwards, 1924
和名
ヒカリキノコバエ、ツチボタル
英名
Glowworm
  • Arachnocampa luminosa など

ヒカリキノコバエ(光茸蝿)とはハエ目(双翅目)キノコバエ科ヒカリキノコバエ属(Arachnocampa)に分類される昆虫の総称である。幼虫は青白い光を発するためツチボタル(土蛍)、グローワームとして知られている。

分布

オーストラリア東海岸、ニュージーランド

生息地

オーストラリア

ニュージーランド

また、同じハエ目の中では日本八丈島に生息するツノキノコバエ属のニッポンヒラタキノコバエ(Keroplatus nipponicus)の幼虫も発光する[1]

生態

粘液を垂らしたArachnocampa luminosaの幼虫
発光するArachnocampa luminosaの幼虫

幼虫は洞窟や洞穴などの天井に生息している。粘液を20から30mm、長いものでは30から40cmもたらす。暗闇でルシフェリンにより青白い光を発し、虫を誘き寄せて粘液で絡め取り捕食する。幼虫の期間は約6ヶ月から12ヶ月である。成虫は口を持っておらず、交尾をし、産卵を終えるまでの数日間で死んでしまう。

人との関わり

生息するオーストラリア、ニュージーランドでは洞窟観光資源の一つとして宣伝されている。

宮崎駿監督アニメ「天空の城ラピュタ」に出てくる飛行石の洞窟は、このヒカリキノコバエの幼虫が発光する洞窟をモデルにしていると言われる事があるが、スタジオ・ジブリはオーストラリアをモデルにした作品は無いと話している[2]

脚注

  1. ^ 八丈ビジターセンター (2006年11月28日). “ニッポンヒラタキノコバエ”. 2009年1月25日閲覧。
  2. ^ スタジオジブリ日誌 2002-12-10” (2002年12月10日). 2010年4月25日閲覧。

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