パンテーラSI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:43 UTC 版)
「デ・トマソ・パンテーラ」の記事における「パンテーラSI」の解説
パンテーラの最終型ともいえる改良を施されたモデル。発表は1991年のトリノショー。ヌォーバ・パンテーラ、もしくはガンディーニ・パンテーラとも呼ばれることがある。ヌォーバはイタリア語で「新しい」という意味であり、スタイリングはマルチェロ・ガンディーニが務めた。ちなみにパンテーラのチーフ・エンジニアであるジャンパオロ・ダラーラとガンディーニは、ランボルギーニ・ミウラでもコンビを組んたことがあった。スタイリングは全体的にRが付いて滑らかになり、フェンダーはブリスター風になった。また、フェラーリ・F40を髣髴とさせるような造形を有し、特にそれは二分割式リアウイングに現れている。フロントガラス下にもウイング状の空力パーツが取り付けられた。 エンジンが変更され、同時期のフォード・マスタングと同様のエンジン(水冷5リッターV型8気筒OHV)が搭載された。このエンジンは247馬力、トルク40.8kg-mと、従来モデルと比較すると控えめな仕様になっている。 1994年、製造された41台の内の4台のみが、ミラノの車両製造会社Pavesiによって従来モデルには設定されていなかったタルガトップに改造された。SIタルガは、パンテーラ最後の公式バリエーションとなった。
※この「パンテーラSI」の解説は、「デ・トマソ・パンテーラ」の解説の一部です。
「パンテーラSI」を含む「デ・トマソ・パンテーラ」の記事については、「デ・トマソ・パンテーラ」の概要を参照ください。
- パンテーラSIのページへのリンク