バルバロらの訳とは? わかりやすく解説

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バルバロらの訳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 09:45 UTC 版)

日本語訳聖書」の記事における「バルバロらの訳」の解説

その後カトリックでは1953年サレジオ会フェデリコ・バルバロ (Federico Barbaro) が口語新約聖書全訳出版した当初ラゲ訳口語置き換えただけという批判もあったが、1957年にその改訂版刊行され訳文一新された。バルバロ訳ヴルガータ底本とし、ギリシャ語聖書参照したとのことではあったが、実際に現代イタリア語訳などにも少なからず依拠したものだったと言われる。 さらに神父アロイジオ・デルコル (Aloysio Del Col) との共訳旧約聖書翻訳し創世の書からネヘミア書までがデルコル、残りバルバロ)、1964年ドン・ボスコ社から『旧約・新約聖書』を刊行した。これはカトリックによる初の旧約・新約聖書全訳であり、プロテスタント系聖書含んでいなかった第二正典を含む全訳という意味でも初めてのものである。さらにバルバロ旧約のデルコルの担当部分改訳し、バルバロ単独名義『聖書』講談社1980年)を出版したバルバロは『新約聖書』を1975年講談社からも出すに当たって改訂していたが、上記1980年版はそれ以前の訳に基づき漢字かな表記などを修正したものだという。ただし、バルバロ訳には名訳といえる箇所散見される反面平明さがかえって格調を保つことに差し支えている箇所もあり、また底本問題から学術的に高く評価しがたい。

※この「バルバロらの訳」の解説は、「日本語訳聖書」の解説の一部です。
「バルバロらの訳」を含む「日本語訳聖書」の記事については、「日本語訳聖書」の概要を参照ください。

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