ハジロアメリカムシクイとは? わかりやすく解説

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ハジロアメリカムシクイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/01 17:38 UTC 版)

ハジロアメリカムシクイ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: アメリカムシクイ科 Parulidae
: ハジロアメリカムシクイ属
Xenoligea Bond, 1967
: ハジロアメリカムシクイ
X. montana
学名
Xenoligea montana
(Chapman, 1917)
和名
ハジロアメリカムシクイ
英名
White-winged warbler

ハジロアメリカムシクイ(羽白亜米利加虫喰、Xenoligea montana)は、スズメ目アメリカムシクイ科に分類される鳥類

分布

ドミニカ共和国ハイチイスパニョーラ島固有種

形態

全長14.5cm。頭部は青みがかった灰色の羽毛で覆われる。眼先は黒く、眼の上下には白い三日月状の斑紋が入る。胴体上面は緑褐色の羽毛で覆われる。尾羽は黒く、羽縁は暗褐色。風切羽は黒褐色で、初列風切の一部は羽縁が白く和名や英名(white-winged=白い翼の)の由来になっている。

嘴は大型で分厚い。嘴や後肢の色彩は黒い。

生態

標高1,200m以上(主に標高1,300-1,800m)の山地にある下草が生い茂った雲霧林に生息する。種小名montanaは「山の」の意。非繁殖期には他種と混群を形成する。

食性は雑食で、昆虫類種子などを食べる。藪の中や低木の樹上で採食を行う。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

開発による生息地の破壊、人為的に移入されたマングースによる捕食などにより生息数は減少している。特にハイチの個体群は絶滅の危険性が高いとされる。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、97、252頁。

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