ハイブリッド並行制約プログラミング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 14:14 UTC 版)
「並行制約プログラミング」の記事における「ハイブリッド並行制約プログラミング」の解説
ハイブリッド並行制約プログラミング(Hybrid Concurrent Constraint Programming)は、時間並行制約プログラミングをさらに拡張して、並行制約プログラミングを離散・連続の両方向の変化で扱えるように拡張したものである。例えば、微分方程式で表せるような連続的な変化と、時間並行制約プログラミングで表せる離散的な変化とを同時に表現できるような枠組みを目指している。プログラムはある時点(point)での処理についての記述と, ある時点から次の時点までの間(interval)の処理についての記述から構成される。連続変化と離散変化の2つのフェーズに分け、両フェーズを繰り返し実行することで整合性のある解を求める。ハイブリッド並行制約プログラミングでは以下の3種類の制約が使われる。 連続制約(Continus Constraints) 算術方程式と不等式で表されるような制約 非算術制約(Non-arithmetic Constraints) 連続的には値が変わらない変数についての制約 論理制約 論理式で表現される制約 ハイブリッド並行制約プログラミングは連続的な時間変化を扱うアニメーションツールなどへの応用が考えられている。
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