ハイウェイ・ライダーとは? わかりやすく解説

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ハイウェイ・ライダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:01 UTC 版)

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ハイウェイ・ライダー
ブラッド・メルドースタジオ・アルバム
リリース
録音 2009年 カリフォルニア州ハリウッド オーシャン・ウェイ・スタジオ
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ノンサッチ・レコード
プロデュース ジョン・ブライオン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 80位(フランス[1]
  • 83位(オランダ[2]
  • 96位(日本[3]
  • ブラッド・メルドー アルバム 年表
    Brad Mehldau Trio Live
    (2008年)
    ハイウェイ・ライダー
    (2010年)
    ラブ・ソングズ(with アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
    (2010年)
    テンプレートを表示

    ハイウェイ・ライダー』(Highway Rider)は、アメリカ合衆国ジャズピアニストブラッド・メルドー2010年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    アルバム『ラーゴ』(2002年)でメルドーと共同作業をしたジョン・ブライオンが、再びプロデューサーに起用された[4][5][6]

    メルドーは本作でヴァイオリンヴィオラチェロコントラバスホルンバスーンコントラバスーンイングリッシュ・ホルンを含むオーケストラと共演しており[7]、本作のオーケストレーションを作るに当たって、フランソワ・ローベ英語版ジャック・ブレルのために行った編曲や、ボブ・アルシヴァー英語版トム・ウェイツのために行った編曲に触発されたという[4]。また、かつてメルドーを自分のバンドに迎えたジョシュア・レッドマンが、初めてメルドーのリーダー・アルバムでサイドマンを務めた[5]

    2009年2月16日よりレコーディングが開始され、同年5月19日にはミキシングマスタリングも含む作業が完了した[4]。ジャケットには、リチャード・ミズラック英語版撮影の写真「Drive-in Theatre, Las Vegas, 1987」が使用された[4]

    反響・評価

    アメリカの『ビルボード』では、総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは果たせなかったが、トップ・ヒートシーカーズでは最高15位[8]、ジャズ・アルバム・チャートでは3位を記録した[8]。フランスでは2010年3月20日付の総合アルバム・チャートで初登場80位となり、10週連続でトップ200入りした[1]。オランダのアルバム・チャートでは83位を記録し、同国において『メセニー・メルドー』(2006年、パット・メセニーとの連名)に続く自身2作目のトップ100アルバムとなった[2]

    Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「メルドーの最も野心的で、自由奔放に創造され、深みのある情緒が味わえる作品」と評している[6]

    トラック・リスト

    全曲ともブラッド・メルドー作曲・編曲。

    ディスク1

    # タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
    1. 「ジョン・ボーイ - John Boy」    
    2. 「ドント・ビー・サッド - Don't Be Sad」    
    3. 「アット・ザ・トールブース - At the Tollbooth」    
    4. 「ハイウェイ・ライダー - Highway Rider」    
    5. 「ザ・ファルコン・ウィル・フライ・アゲイン - The Falcon Will Fly Again」    
    6. 「ナウ・ユー・マスト・クライム・アローン - Now You Must Climb Alone」    
    7. 「ウォーキング・ザ・ピーク - Walking the Peak」    

    ディスク2

    # タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
    1. 「ウィル・クロス・ザ・リヴァー・トゥゲザー - We'll Cross the River Together」    
    2. 「カプリチオ - Capriccio」    
    3. 「スカイ・ターニング・グレイ(エリオット・スミスに捧ぐ) - Sky Turning Grey [for Elliott Smith]」    
    4. 「イントゥー・ザ・シティ - Into the City」    
    5. 「オールド・ウエスト - Old West」    
    6. 「カム・ウィズ・ミー - Come with Me」    
    7. 「オールウェイズ・デパーティング - Always Departing」    
    8. 「オールウェイズ・リターニング - Always Returning」    
    日本盤CDボーナス・トラック
    # タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
    9. 「ハイウェイ・ライダー(本人解説とデモ演奏) - Highway Rider [Commentary and Demo]」    

    パーソネル

    脚注・出典

    [脚注の使い方]
    1. ^ a b lescharts.com - Brad Mehldau - Highway Rider
    2. ^ a b Brad Mehldau - Highway Rider - dutchcharts.nl
    3. ^ ハイウェイ・ライダー - ブラッド・メルドー”. ORICON NEWS. オリコン. 2019年3月31日閲覧。
    4. ^ a b c d Highway Rider”. Nonesuch Records. 2019年3月31日閲覧。
    5. ^ a b 杉田宏樹 (2010年3月25日). “『ハイウェイ・ライダー/ブラッド・メルドー』”. 朝日新聞出版. 2019年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
    6. ^ a b Jurek, Thom. “Highway Rider - Brad Mehldau”. AllMusic. 2019年3月31日閲覧。
    7. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    8. ^ a b Brad Mehldau - Awards”. AllMusic. 2016年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。


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