ノヅチ・ツチノコとの関連性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 18:38 UTC 版)
「土転び」の記事における「ノヅチ・ツチノコとの関連性」の解説
鳥取県では、ツチノコが「槌転び」と呼ばれることもあり、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にある「野槌蛇」(のづち)などや、土転びと同じく民間伝承に見られる高知県の「タテクリカエシ」、岡山県の「テンコロコロバシ」など槌のようなものが転がって来るとされる妖怪と同一視されることもある。 民俗学者・柳田國男は、九州の小豆洗いと呼ばれる妖怪のうちにも、藁打ち槌が化けていて、人が通りかかると転がりかかって来るという性質が語られているものがあるが、これは中部地方など全国の山地にも例のある「槌のようなものが転がって来る」という「野槌」などの伝承が「小豆洗い」に混同された報告例ではないかとしている。また柳田は「槌が転がって来る」という妖怪の伝承は「のづち」という名称にある「槌」という響きから後の時代になって連想されたものであろうとしている。
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