ノックス大学の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:50 UTC 版)
2012年、ノックス大学の心理学者による、アメリカ中西部の小学生60人を対象とした研究(フェミニズム系学術誌『Sex Roles』掲載)では、6歳の少女たちの多くが自分を性的な対象だと考え始めているとわかった。 メディアと親の影響が指摘され、母親のテレビに対する教えは性の対象化から少女を守る重要な要素であり、メディアを多く見ていても教育として利用することは可能だとした。信心深い母親は自身の体を尊重し謙虚にふるまうことで、テレビや映画で描写されるイメージを和らげ、少女たちの性の対象化から守る。しかし極端に信心深い両親によってメディアから過度に守られた少女は、「禁断の果実」効果で禁じられていることを理想化しだす。 メディアの消費を減らすことは少女たちの性の対象化に対する特効薬とは言えず、母親が少女たちが自身を性の対象とするかどうかのキーパーソンであり、ものごとの価値を教えることが重要だとした。 他の研究では、人気者になりたいという欲求は男女問わないが、セクシーさが人気なのは少女たちの間でだけで、少年たちの間にはないことがわかっており、「人気者になるためにはセクシーにならねばならない」というプレッシャーは女性だけのものとした。
※この「ノックス大学の研究」の解説は、「性的対象化」の解説の一部です。
「ノックス大学の研究」を含む「性的対象化」の記事については、「性的対象化」の概要を参照ください。
- ノックス大学の研究のページへのリンク