ネルソン・ピケ(ブラジル)
父が国会議員という裕福な家庭に育ったが、モータースポーツを始めたのは遅く、1970年にカートで初レース。2年後に4輸に転向し、フォーミュラVeeやスポーツカーレースを戦ったあと、77年に渡欧してF3にステップアップ。78年にはイギリスでC.セラやD.ワーウィックと争った末チャンピオンに。同年のドイツGPにエンサインからF1デビュー。最終戦のカナダGPからブラバムのレギュラーシートを得、N.ラウダが、79年の終盤に突如引退したあとはエースの座を引き継いだ。81年と83年にブラバムでタイトルを奪ったあと、86年にウィリアムズに移籍し、87年には3度目のタイトルを奪取。88年にはホンダ・エンジンとともにロータスに移籍したが、アクティブサスに手を焼き、2年間は未勝利に終わった。92年にはインディ500に挑戦するがクラッシュで足に大怪我を負う。翌年も挑戦したがリタイアに終わった。以後は自国のツーリングカーやGT、またはルマンやスパなどにスポット参戦するにとどまり、2000年には息子のロドリゴと組んで、ブラジル1000km耐久で優勝している。近年では若手ドライバーの育成に力を注いでいる。F1の通算成績は204戦23勝。
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