ネットワークファイル共有機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 06:53 UTC 版)
「Domain/OS」の記事における「ネットワークファイル共有機能」の解説
ネットワーク上につながれたフォルダ(ディレクトリ)を共有する機能を「ネットワークファイル共有機能」という。なお、これは分散ファイルシステムではない。DOMAIN/OSは、DOMAIN/OSやAEGISなどの同系列のOSとは、分散ファイルシステムの機能が利用できるため、この機能は不要である。しかし他のOSとはそういかないので、DOMAIN/OSではNFS (Network File System) を搭載することで、異機種間ファイル共有を実現していた。当時、ファイル共有では1984年に発表したサンマイクロシステムズ社のNFS、1987年に発表されたAT&T社のRFS (Remote File System) が有名であった。そのうち異機種間ファイル共有はNFSのみであったそのため各社NFSを搭載した。AEGISが実現していた分散ファイルシステムが普及しない理由は、ベースに使用したプロトコルがXNS (Xerox Network Systems) の派生で独自プロトコルであったことと、分散ファイルシステムではオブジェクト(ファイル,ディレクトリ,リンク,etc...等)をネットワーク上一義的識別機能が必要となるため全オブジェクトの一義的識別子 (UID) にノードID(Apollo Domainシリーズ独自のホスト識別IDでPROMで提供され同じ番号はない)をなかに埋め込んでいた。
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