ニシウミスズキとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニシウミスズキの意味・解説 

ニシウミスズキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/23 08:46 UTC 版)

ニシウミスズキ
Dicentrarchus labrax
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: "スズキ目"Acanthuriformes
: モロネ科 Moronidae
: ディケントラルクス属 Dicentrarchus
: ニシウミスズキ D. labrax
学名
Dicentrarchus labrax
(Linnaeus1758)
和名
ニシウミスズキ
ヨーロピアンシーバス
ヨーロッパシーバス
ヨーロッパスズキ
英名
European seabass
Sea dace
Temperate bass
ニシウミスズキの分布図
ニシウミスズキ

ニシウミスズキ(学名: Dicentrarchus labrax)は、モロネ科に分類される魚の一種。ヨーロピアンシーバス英語: European seabass)、ヨーロッパシーバスとも。大西洋北東沿岸と地中海に生息する大型肉食魚で、食用や釣りの対象魚とされる。「シーデイス」(Sea dace) とも呼ばれている。ヨーロッパスズキの和名もある。

特徴

全長は最大で1メートルほど。体は紡錘形に近い。日本のスズキに比べ口は小さく、下顎は上顎より前に出ない。体色は背中側が暗色、体側から腹部にかけて銀白色をしている。尾びれは緩やかに切れこむ。

ノルウェーからモロッコ、カナリア諸島にかけての大西洋沿岸、および地中海黒海に分布する。バルト海では見られない。冬は南部海域に移動して越冬し、春にそこで産卵、夏から秋には北上し沿岸域で暮らすという比較的規則的な回遊を行う。

海域で孵化した仔魚は接岸し、初夏に河口域に出現し、成育する。成魚は河川にあまり入らないようである。

近縁種

スポッティドシーバス
スポッティドシーバス Dicentrarchus puctatus (Bloch, 1792)
ニシウミスズキと酷似するが、体側に黒い斑点が多数ある。分布はニシウミスズキより南に偏っており、地中海周辺の北アフリカ・ヨーロッパに分布する。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ニシウミスズキのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニシウミスズキ」の関連用語

1
10% |||||

ニシウミスズキのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニシウミスズキのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニシウミスズキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS