ニコライ・グリヤジンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニコライ・グリヤジンの意味・解説 

ニコライ・グリヤジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 13:41 UTC 版)

ニコライ・グリヤジン
2018年
基本情報
国籍
生年月日 (1997-10-07) 1997年10月7日(27歳)
出身地 モスクワ
WRCでの経歴
活動時期 2019年 -
コ・ドライバー コンスタンティン・アレクサンドロフ
所属チーム
出走回数 52
優勝回数 0
表彰台回数 0
ステージ勝利数 0
通算獲得ポイント 42
初戦 2019年 ラリー・スウェーデン
最終戦 2024年 ラリー・フィンランド
テンプレートを表示

ニコライ・スタニスラヴォヴィッチ・グリヤジンロシア語: Николай Станиславович Грязинラテン文字表記例Nicolay Stanislavovich Gryazin1997年10月7日 - )は、ロシア出身のラリードライバー。名前はニコライ・グリアジンニコライ・グリャジンなどの表記揺れがある。

略歴

初期の経歴

同じラリードライバーであったロシア人の父と、ベルギー人の母の元に生まれる。

2016年からプジョー・208 R2ヨーロッパラリー選手権 (ERC) に参戦した際、マシンの性能が芳しくなく13位にランクインするのがやっとであった。2017年はシュコダ・ファビア R2からERCフル参戦を果たし、最終戦のラトビア・ラリーで優勝を飾った。2018年は5戦のみ出場だったが、同郷のアレクセイ・ルキャヌク英語版に次ぐドライバーズタイトル2位につけるといった目覚ましい成長を遂げた。

WRCの世界へ

2019年より、WRC2に参戦。ラリー・フィンランドで初優勝を果たす。

2020年はヒョンデのワークスチームからWRC2に参戦し、二度の表彰台でランキング5位を獲得。

2021年はモヴィスポーツからWRC2に参戦。ロシアのドーピング問題の影響で国籍欄は「ANA(中立選手)」となる。フォルクスワーゲン・ポロアクロポリス・ラリーのみフォード・フィエスタ)を駆り、3度表彰台を獲得してランキング6位。

2022年はシュコダのワークス格であるTOKスポーツへ移籍。母国のウクライナ侵攻の影響で殺害予告を受けて、ERCポルトガル参戦をキャンセルした[1]。しかし元々ラトビアでライセンスを取得し、フランスに在住している彼に大きな影響はなく、WRC2にフル参戦。イタリアでは優勝するなど4度の表彰台を獲得してランキング5位となった。

2023年も同じ体制で参戦。ラリー・モンテカルロでは「藤原とうふ店」(左右にデカールが貼られていたが、左側だけミスで「藤」の草冠が抜けて「滕」になっていた)とマシンに書き、名所チュリ二峠で最速タイムを叩き出した[2]

レース戦績

世界ラリー選手権

エントラント 使用車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 順位 ポイント
2021年 モヴィスポーツ フォルクスワーゲン・ポロGTI R5 MON
12
ARC
12
CRO
Ret
POR
10
ITA
Ret
KEN EST
Ret
BEL
59
FIN
36
30位 2
フォード・フィエスタ R5 Mk. II GRE
13
シュコダ・ファビア ラリー2 Evo ESP
10
MNZ
13
2022年 TOKスポーツ MON
10
SWE
Ret
CRO
10
POR
28
ITA
8
KEN EST
WD
FIN
Ret
BEL
8
GRE
10
NZL ESP
13
JPN 18位 11
2023年 MON
10
SWE
11
MEX
Ret
CRO
9
POR
30
ITA
34
KEN EST FIN
9
GRE
47
CHL
10
EUR
16
JPN
8
19位 10
2024年 AEC – DGスポーツ・コンペティション シトロエン・C3 ラリー2 MON
10
SWE
19
KEN CRO
8
POR
7
ITA
33
POL
14
LAT
14
FIN
9
GRE CHL EUR JPN 15位* 12*

WRC2

エントラント 使用車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 順位 ポイント
2019年 ニコライ・グリヤジン シュコダ・ファビアR5 MON SWE
5
MEX FRA
2
ARG CHL POR
5
ITA
Ret
FIN
1
GER
5
TUR
WD
GBR 4位 73
シュコダ・ファビアR5 Evo ESP
11
AUS
C
2020年 ヒョンデ・モータースポーツN ヒョンデ・i20 R5 MON
3
SWE
6
MEX
2
EST
5
TUR ITA
Ret
MNZ 5位 51
2021年 モヴィスポーツ フォルクスワーゲン・ポロ GTI R5 MON
12
ARC
12
CRO
Ret
POR
10
ITA
Ret
KEN EST
Ret
BEL
59
FIN
36
30位 2
フォード・フィエスタR5 Mk.Ⅱ GRE
13
シュコダ・ファビア ラリー2 Evo ESP
10
MNZ
13
2022年 トクスポートWRT2 MON
10
SWE
Ret
CRO
10
POR
28
ITA
8
KEN EST
WD
FIN
Ret
BEL
8
GRE
10
NZL ESP
13
JPN 18位 11
2023年 MON
10
SWE
11
MEX
Ret
CRO
9
POR
30
ITA
34
KEN EST FIN
9
GRE
47
CHL
10
EUR
16
JPN
8
19位 10
2024年 AEC – DGスポーツ・コンペティション シトロエン・C3 ラリー2 MON
10
SWE
19
KEN CRO
8
POR
7
ITA
33
POL
14
LAT
14
FIN
9
GRE
48
CHL
9
EUR
6
JPN
7
14位 24
2025年 ニコライ・グリヤジン シュコダ・ファビアRS ラリー2 MON
9
SWE SAF ESP POR ITA GRE EST FIN PAR CHI EUR JPN SAU 14位* 2*

ヨーロッパラリー選手権

エントラント 使用車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 順位 ポイント
2015年 スポーツレーシング・テクノロジーズ シュコダ・ファビアR5 JAN LVA IRL ACO YPR EST CZE CYP GRC VAL
6
34位 10
2016年 プジョー・208R2 ESP IRL
20
GRC ACO
Ret
YRP
Ret
EST
Ret
POL
13
CZE
29
LVA
27
NC 0
シュコダ・ファビアR5 CYP
Ret
2017年 ACO
5
ESP
12
GRC
Ret
CYP
33
POL
Ret
CZE
14
ROM
8
LVA
1
7位 59
2018年 ACO ESP
2
GRC CYP ROM
27
CZE
5
POL
1
LVA
1
2位 129
2019年 AZO CAN LIE POL RMC
Ret
CZE
Ret
CYP HUN NC 0
2020年 ニコライ・グリヤジン ヒョンデ・i20R5 ITA LAT
20
PRT HUN ESP 34位 3
2021年 モヴィスポーツ フォルクスワーゲン・ポロ GTI R5 POL
Ret
LAT
1
ITA
21
CZE PRT1 PRT2 HUN
22
ESP 9位 44

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ニコライ・グリヤジンのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニコライ・グリヤジン」の関連用語

ニコライ・グリヤジンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニコライ・グリヤジンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニコライ・グリヤジン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS