ナンシー (小惑星)とは? わかりやすく解説

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ナンシー (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 08:09 UTC 版)

ナンシー
2056 Nancy
仮符号・別名 A909 TB · 1929 VQ
1942 RA1 · 1962 XE
1972 VC1 · 1974 HL2
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯[1][2]
発見
発見日 1909年10月15日[1]
発見者 ヨーゼフ・ヘルフリッヒ[1]
軌道要素と性質
元期:2018年3月23日 (JD 2,458,200.5)
軌道長半径 (a) 2.2175 AU[2]
近日点距離 (q) 1.9098 AU[2]
遠日点距離 (Q) 2.5253 AU[2]
離心率 (e) 0.1388[2]
公転周期 (P) 3.30 年(1,206 日)[2]
軌道傾斜角 (i) 3.9361°[2]
近日点引数 (ω) 145.80°[2]
昇交点黄経 (Ω) 225.77°[2]
平均近点角 (M) 303.73°[2]
物理的性質
直径 7.783±0.150 km[3]
8.227±0.085 km[4]
10.30 km (計算)[5]
11.19±2.42 km[6]
自転周期 15.0 h[注釈 1]
スペクトル分類 S[2][5]
絶対等級 (H) 12.3[1][2][5][4]
12.62[6]
アルベド(反射能) 0.16±0.08[6]
0.20 (推定)[5]
0.3164±0.0387[4]
0.351±0.056[3]
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ナンシー(2056 Nancy)は、小惑星帯の内側にある岩石質の小惑星であり、直径は約10kmである。1909年10月15日にドイツ天文学者ヨーゼフ・ヘルフリッヒがドイツ南西部のケーニッヒシュトゥール天文台で発見した[1]S型小惑星で、自転周期は15.0時間である[5]イギリスの天文学者ブライアン・マースデンの妻の名前に因んで命名された[7]

軌道と分類

ナンシーは小惑星族に属さず、小惑星帯の内側、太陽から1.9-2.5天文単位の軌道を3年4か月(1,206日)かけて公転している。軌道離心率は0.14で、黄道に対する軌道傾斜角は4°である[2]観測弧は、公式の発見日である1909年10月のハイデルベルクから始まっている[1]

名前

小惑星の同定法を開発したイギリスの天文学者ブライアン・マースデンの妻であるナンシー・ルー・ジゼル・マースデンの名前に因んで命名された。なおこれ以前に、ブライアン・マースデンの名前に因んで、別の小惑星であるマースデンが命名されていた[7]。公式な命名の引用は、小惑星センターの1978年4月1日の公表による[8]

物理的性質

[2]

光学曲線

2018年時点で、測光観測により、ナンシーの光学曲線が1つ得られている。光学曲線の分析により、15時間周期で光度が0.08等級変化していることが明らかとなった(U=1)[5]

直径とアルベド

アメリカ航空宇宙局の広域赤外線探査機のNEOWISEミッションで行われたサーベイによると、ナンシーの直径は7.783-11.19km、表面アルベドは0.16-0.351と測定された[3][4][6]Collaborative Asteroid Lightcurve Link(CALL)では、岩石質の小惑星の標準アルベドを0.20としており、絶対等級12.3に基づいて、直径を10.30mkと計算している[5]

脚注

注釈

  1. ^ Anonymous lightcurve: rotation period 15.0 hours with a brightness amplitude of 0.08 mag. Summary figures for (2056) Nancy at Collaborative Asteroid Lightcurve Link (CALL).

出典

  1. ^ a b c d e f 2056 Nancy (A909 TB)”. Minor Planet Center. 2018年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n JPL Small-Body Database Browser: 2056 Nancy (A909 TB)”. Jet Propulsion Laboratory. 2018年9月8日閲覧。
  3. ^ a b c Masiero, Joseph R.; Grav, T.; Mainzer, A. K.; Nugent, C. R.; Bauer, J. M.; Stevenson, R. et al. (August 2014). “Main-belt Asteroids with WISE/NEOWISE: Near-infrared Albedos”. The Astrophysical Journal 791 (2): 11. arXiv:1406.6645. Bibcode2014ApJ...791..121M. doi:10.1088/0004-637X/791/2/121. 
  4. ^ a b c d Mainzer, A.; Grav, T.; Masiero, J.; Hand, E.; Bauer, J.; Tholen, D. et al. (November 2011). “NEOWISE Studies of Spectrophotometrically Classified Asteroids: Preliminary Results”. The Astrophysical Journal 741 (2): 25. arXiv:1109.6407. Bibcode2011ApJ...741...90M. doi:10.1088/0004-637X/741/2/90. 
  5. ^ a b c d e f g LCDB Data for (2056) Nancy”. Asteroid Lightcurve Database (LCDB). 2017年7月3日閲覧。
  6. ^ a b c d Nugent, C. R.; Mainzer, A.; Bauer, J.; Cutri, R. M.; Kramer, E. A.; Grav, T. et al. (September 2016). “NEOWISE Reactivation Mission Year Two: Asteroid Diameters and Albedos”. The Astronomical Journal 152 (3): 12. arXiv:1606.08923. Bibcode2016AJ....152...63N. doi:10.3847/0004-6256/152/3/63. 
  7. ^ a b Schmadel, Lutz D. (2007). “(2056) Nancy”. Dictionary of Minor Planet Names – (2056) Nancy. Springer Berlin Heidelberg. p. 166. doi:10.1007/978-3-540-29925-7_2057. ISBN 978-3-540-00238-3 
  8. ^ Schmadel, Lutz D. (2009). “Appendix – Publication Dates of the MPCs”. Dictionary of Minor Planet Names – Addendum to Fifth Edition (2006–2008). Springer Berlin Heidelberg. p. 221. Bibcode2009dmpn.book.....S. doi:10.1007/978-3-642-01965-4. ISBN 978-3-642-01964-7 

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