ナンカイサザエ(南海~、Turbo (Battilus) cornutus Lightfoot, 1786)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 01:38 UTC 版)
「リュウテン属」の記事における「ナンカイサザエ(南海~、Turbo (Battilus) cornutus Lightfoot, 1786)」の解説
現在は中国大陸沿岸と台湾の一部に生息するが、鮮新世~更新世の化石は沖縄からも出土する。従来サザエと混同され、1995年にサザエとは分けられ新種として記載されたが、中国産のものがTurbo cornutusであることが判明した。サザエに極めて近縁で大変良く似ているが、ナンカイサザエは成貝でも殻高が7-8cm程度とやや小型なこと、殻の棘の発達が弱いこと、螺肋が細かく数が多いこと、蓋の表面のウネが弱く微小突起の発達も弱いことなどで区別される。日本では小型のサザエがしばしば「姫サザエ」という流通名で売られるが、本種もサザエより小型であることから、輸入されたものが同名で売られることがある。
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