ナハキハギとは? わかりやすく解説

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ナハキハギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 14:20 UTC 版)

ナハキハギ
ナハキハギの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids        (真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ヌスビトハギ連 Desmodieae
亜連 : ヌスビトハギ亜連 Desmodiinae
: ナハキハギ属 Dendrolobium
: ナハキハギ D. umbellatum
学名
Dendrolobium umbellatum (L.) Benth.
ナハキハギの葉
ナハキハギの豆果
ナハキハギの植栽

ナハキハギ(那覇木萩、学名:Dendrolobium umbellatum)は、マメ科ナハキハギ属の落葉低木~小高木[1]。別名オオキハギ[2][3]

特徴

樹高2–6 m。葉は三出複葉互生する。葉脈は明瞭で7–9対あり、葉裏に凸出し目立つ。散形花序で6–12個の白色の蝶形花を咲かせる。花冠は長さ約10 mm。豆果は長さ2–4 cmで数珠状になり、節で割れて散布される[4]。果皮は厚くコルク状になり海に浮き、各地に漂着する[5]

分布と生育環境

沖縄島、石垣島、小浜島、西表島、内離島[3]。東アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリア北部、南太平洋諸島、中国南部、台湾[4]。海岸の林縁部に生育。沖縄島では漫湖周辺と今帰仁村に自生地が知られる。

利用

薬草、牛馬の飼料[2]、防潮防風護岸林、緑肥[6]。ナハキハギ群落のあるガーナー森は昭和49年に那覇市の名勝及び天然記念物に指定されている[6][7]

脚注

  1. ^ (初島 1975, p. 325)
  2. ^ a b (池原 1979, p. 46)
  3. ^ a b (大川 & 林 2016, p. 101)
  4. ^ a b (中西 2020, p. 197)
  5. ^ (大橋 1997, p. 4-296)
  6. ^ a b (天野 1989, p. 109)
  7. ^ (那覇市市民文化部文化財課 2022)

参考文献




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