ナチの略奪美術品とその返還
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/02 05:54 UTC 版)
「ノードラー商会」の記事における「ナチの略奪美術品とその返還」の解説
ナチが戦争中に略奪した絵画に関する何件かの訴訟にもノードラーは関与している。1941年にローゼンベルク家からナチが略奪したマティスの絵画はノードラーが1954年に入手し、最終的には1996年になりブローデル夫妻によりシアトル美術館に寄付された。ゲシュタポが1944年に強奪したエルグレコの『紳士の肖像画』作品も含まれる。エルグレコの絵画は展示会カタログによればニューヨークのノードラーがヴェニスの画商フレデリック・モントから買い入れたと説明されているが、欧州略奪美術品委員会 (Commission for Looted Art in Europe, CLAE) 共同代表者のアン・ウェバーによると、このモントはゲシュタポと一緒に暗躍していたという。いずれの絵画も訴訟提起された後に本来の持ち主に返還された。
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