ドルビーAタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:09 UTC 版)
「ドルビーノイズリダクションシステム」の記事における「ドルビーAタイプ」の解説
最初に開発されたシステムで、主に業務用途での録音・再生に使用された。このシステムでは、20 - 20,000Hzを4分割して、各帯域で圧縮、伸張を行う。これにより、約10 - 15dBのS/N比の改善が得られる。 1966年にイギリスのデッカ社が、自社のレコードのマスターテープに初めてこのシステムを導入した。映画音響の製作にも1970年代中期までにはAタイプのNRが導入されていた。ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』とスティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』をきっかけに、ドルビーAはサラウンド音声「ドルビーステレオ」にも本格的に使われるようになり、映画館の音質改善にも寄与した。
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