ドクラム危機、2017年
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「中国とブータンの関係」の記事における「ドクラム危機、2017年」の解説
詳細は「en:2017 China–India border standoff」を参照 2017年6月29日にブータン・インド・中国の合流地点である紛争地域の「ドクラム」に道路が建設されたことに対して、ブータンは中国に抗議した。同日にブータン国境は厳戒態勢に入り、緊張が高まったことから国境警備が強化された。ブータンとインドがブータン領と考えているところへ中国が道路を建設するのをインド軍が妨害した後、中国とインドの間の膠着状態はインドのシッキム州に隣接する三叉路で2017年6月中旬から続いている。2017年6月30日にインドと中国はともに3000人の軍隊を配備した。同日、中国はドクラムが中国のものであると主張する地図を公開した。中国は地図を通じて、ギプモチ(英語版)以南の領土は中国に属していると主張し、カルカッタ協定(英語版)で支持されていると主張した。2017年7月3日に中国はインドに対し、インドのジャワハルラール・ネルー元首相がカルカッタ協定を受け入れたと伝えた。2017年7月5日に中国はブータンとの間に「基本的な合意」があり、両国間に紛争は無いと主張した。2017年8月10日にブータンは「ドクラムは中国のものだ」という北京の主張を拒否した。
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