トーマス・グズムンドソン
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トーマス・グズムンドソン(アイスランド語:Tómas Guðmundsson、1901年1月6日 - 1983年11月14日)は、アイスランドの詩人[1]。
トーマス・グズムンドソン | |
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現地語名 | Tómas Guðmundsson |
誕生 | 1901年1月6日![]() |
死没 | 1983年11月14日(82歳没)![]() |
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生涯
当時はデンマーク領のアイスランド南西部の町グリムスネス(is:Grímsnes)に生まれた。アイスランド大学で法律学を専攻し、政府の統計局に努めた。そして翻訳家として名高いマグヌス・アウスゲイルソンと共に文芸誌『ヘルガフェトル』(Helgafell、1942~46)『新ヘルガフェトル』(Nýtt Helgfell、1956~59)の編集に従事した。両誌は有力な文芸誌として強い影響力を持った[1]。
作品
トーマスの作品は文語と口語を巧みに併用し、明るく軽やかな民謡調のリズムが特徴である[1]。新興都市レイキャヴィークの魅力を題材した点も斬新であり「都市の詩人」(Borgarsháld)とも呼ばれる[1]。
トーマスはアイスランドの詩人としては珍しく日本にちなだ詩『日本の詩』(Japanskt Ljóð)を残している[1]。
脚注
参考文献
- 清水誠『北欧アイスランド文学の歩み 白夜と氷河の国の六世紀』現代図書、2009年12月28日、156頁。ISBN 978-4-434-13498-2。
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