トレス・サポーテスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 遺跡 > 考古遺跡 > メソアメリカの遺跡 > トレス・サポーテスの意味・解説 

トレス・サポーテス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 17:34 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
トレス・サポーテス石碑C(裏面)
オルメカ文化が栄えた領域
トレス・サポーテス遺構配置図

トレス・サポーテススペイン語:Tres Zapotes)は、メキシコ湾岸南部、メキシコ合衆国ベラクルス州に位置するオルメカ文明終末期の遺跡メキシコシティから南東390kmラ・ベンタ英語版の北西約160kmに位置し、パパロアパン川とサン・ファン川が形成した沼がちな盆地の低いの上に立地する。流れの堤に沿って3kmにわたって約50の土のマウンドが並ぶ。長期暦が使用され始めた初期の7.16.6.16.18.(紀元前32年)の日付を示す石碑Cで有名な遺跡である。

1939年1940年に、アメリカ人民俗学考古学者マシュー・スターリングらが発掘調査を行っている。遺跡は祭祀センターとして、紀元前800年頃から紀元前後にかけて繁栄したと考えられているが、出土した土器片及び土偶について、型式学的層位学的編年研究が行なわれた結果、単色の土器を主とした下層(紀元前800年頃 - 紀元前300年頃、Lower TZ、またはTZ1期)、多彩色土器が出土し始める中層(紀元前300年頃 - 300年頃、Middle TZ、またはTZ2期)、メキシコ中央高原のテオティワカンの影響を受けた土器や土偶の出土する上層(300年頃 - 600年頃、Upper TZ、またはTZ3期)、さらに後古典期前期のソンカウトラ・コンプレックス(600年頃以降、Soncautla Complex、またはTZ4期)の4時期に区分されることになった。TZ1期の土器や土偶から、ラ・ベンタと同時代からの古い住居があったことが判明している。巨石人頭像も2基確認されている。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯18度28分 西経95度26分 / 北緯18.47度 西経95.43度 / 18.47; -95.43





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トレス・サポーテス」の関連用語

トレス・サポーテスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トレス・サポーテスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトレス・サポーテス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS