トレシェタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 15:44 UTC 版)
トレシェタ(クロアチア語: Trešeta)は、クロアチアのアドリア海沿岸部、とくにダルマチアで競技されている。モンテネグロのアドリア海沿岸部、とくにコトル湾でも競技される。イタリアタイプの40枚のカードを使用する。各競技者が単独で競技することも可能だが、向かいあって座っている2人がパートナーとなってチーム戦を行うのがもっとも普通である。 イタリア版との主な違いは、トレッセッテが通常21点を目標とするのと異なり、競技者またはチームが41点になるまでゲームを続けるところにある。また、最後のトリックを取ったときの得点は1点で、1⁄3点ではない。以上を除くとカードの点数はイタリアのものと同じである。1⁄3点のカード(王・騎士・歩兵・3・2)のことは通常ベラ(bela)と呼ばれる。3枚のベラまたは3枚のAまたは同じスートの3枚の最高のカード(A・2・3)を持っていることをアクージャ(akuža)と呼ぶ。アクージャが役になるのは4人で競技している時のみである。アクージャを得た競技者は、即座に3点を得る。ただし最初のカードをプレイする前にアクージャは宣言しなければならない。 トレシェタは時計回りにプレーされる。
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